5月14日、15日に「一人一花in能登半島」のコミュニティガーデン作りのイベントを、輪島・珠洲・穴水の4会場で開催しました。
本イベントには、プロジェクトのアンバサダーである俳優の常盤貴子さんも4か所参加し、住民の方々と花植えを行いました。
第3号ガーデン in 輪島市門前町

ガーデンが設けられたのは、總持寺通り商店街の中ほどにある「禅の⾥交流館」の駐⾞スペース奥。

禅の⾥交流館は、總持寺と⾨前町の歴史を紹介する資料館になっており、駐⾞スペースはイベント時には屋台が並んだりステージを組んだり、皆が集う場として利⽤されています。


斜⾯に沿って、⼿前の平地に接続する形で、⽴体的な花壇を設けました。
[ご協賛企業]
前田建設工業 九州支店様
BOSTON C様
[共催]
総持寺通り協同組合
[所在地]
輪島市櫛比の庄「禅の里交流館」
輪島市門前町走出6-10
第4号ガーデン in 珠洲市飯田町
「いちごいちえんガーデン」

珠洲市飯⽥町商店街では園芸部を作り活動しています。
ガーデンの敷地、商店街の交差点に位置した「あいあいパーク」は、バスの停留所、休憩スペースとトイレを兼ね備えた公園施設です。

園芸部が震災後、市の⽀援を受けてプランターを設置・管理していましたが、今回は休憩スペースへと上がる階段に沿って、座って楽しめる機能も加えながら、プランターを活⽤した花壇を設けました。
飯田の燈籠山祭りのイメージから赤を意識したお花選び。

季節の苺(福岡からの苺ポッドもガーデンの一要素!)、一期一会、色んな意味を込めて「いちごいちえんガーデン」という名に決定しました!

[ご協賛企業]
正栄産業様
にっぽん応援ツーリング様
[共催]
飯田町商店街共同組合
[所在地]
あいあいパーク 珠洲市飯田町13-14-1
第5号ガーデン in 穴水町甲

穴水町甲地区では「穴水町甲復興団」が中心となって、廃線で使われていない「のと鉄道甲駅」の旧駅舎活用について話し合っています。

旧駅舎活用の一環として、甲駅の敷地内に解体された家屋の能登の黒瓦を使って花壇を作り、15日には俳優の常盤貴子さんをお迎えして住民の方々と一緒に花植えを行いました。

[主催]
穴水町甲復興団
甲地区住民一同
[協力]
一人一花 in 能登半島実行委員会
[所在地]
甲駅 鳳珠郡穴水町字甲レ54
第6号ガーデン in 穴水町下唐川
「風と光のふるさとGarden Karaco(ガーデンからこ)」

⽳⽔町下唐川は約 30 世帯が暮らす農村集落で、被災直後から集落として様々な取り組みを⾏ってきました。
第 6 号ガーデンの敷地は公費解体によって更地となった宅地ですが、所有者の方が震災後別居住地にいらっしゃり当分利⽤の予定がないため、集落がコミュ ニティガーデンとして利⽤・管理することになりました。

解体後の地表⾯は、井⼾⽔や⾬⽔などにより軟弱化していましたが、地域の住⺠⾃ら砕⽯を運び、機材を使って敷き詰め、⽔はけを改善しました。元々の庭⽊や琴柱灯籠を活かしながら新たに⽊や花々を植え、⾃噴する井⼾⽔で⼩川を作りました。

ガーデンの名前の由来は、震災後に下唐川を訪れたアーティスト、Ritaさんが、復興支援ソングとしてつくられた「風と光のふるさと」という曲です。
集落内の樹木の移植や、一人一花運動発祥の福岡からの桜やユキヤナギなどの移植で構成されており、華やかなガーデンとなっています。

[ご協賛企業]
梶谷建設
宗重商店
[共催]
穴水町下唐川地区
[所在地]
下唐川集会所 鳳珠郡穴水町字下唐川ヘ18-1
今回のイベントを通して、4か所それぞれ特徴のあるガーデンが誕生していきました。今後も「一人一花 in 能登半島」は各地域、場所ごとの特性・課題に寄り添った憩いの場づくりをしていきます。